HBF 公益財団法人 放送文化基金

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放送文化基金について

理事長あいさつ

 放送文化基金は、昭和49年に一橋大学名誉教授で経済学者の中山伊知郎氏を初代理事長として発足し、平成23年4月には公益財団法人に移行し、総計43年間を経ました。当初からの事業である「放送に関連する調査・研究や文化的事業に対する助成」と「優れた放送番組や放送技術の開発などに対する表彰」に加えて、平成8年からは地域で番組制作に携わる人材の育成事業として「制作者フォーラム」も続けています。

 「放送に関連する助成」の総額は、基本財産を超える124億円余となりました。今後とも放送文化の発展・向上のために幅広い支援をしていきたいと思います。

 「放送文化基金賞」は、放送局だけではなく、制作プロダクションにも門戸を開いた歴史と伝統のある賞として高い評価を頂いています。番組以外に、放送と関わりのある様々な取り組みや技術の改良なども賞の対象にしている点は大きな特徴です。

 「制作者フォーラム」は、NHK・民放といった枠を超えて、制作者同士の交流の場を設けるというねらいで、これまで全国4つの地区で地元の実行委員会と共催して(北日本/北信越/中・四国/九州・沖縄)開催してまいりました。ミニ番組のコンテストや意見交換などを通して、若い制作者達が相互に刺激し合って、優れた放送人として成長されることを期待しています。

 この他、NHK主催の国際教育番組コンテスト・「日本賞」の企画部門最優秀賞への「放送文化基金賞」の提供や、アジア太平洋放送連合(ABU)の番組コンテストへの賞金の一部提供という形で、海外の放送文化の発展・向上にも協力をさせて頂いております。

 テレビ放送の開始から60年余り。この間、テレビは飛躍的に発展し、白黒からカラーへ、アナログからデジタルへ、そして今、放送は通信との連携・融合、多メディア、多チャンネルの時代を迎えています。現在試験放送が行われている4K・8K放送も、東京オリンピック・パラリンピックが開催される3年後までには実用放送が始まる事になっており、映像表現・放送文化の世界に新たなページが加わります。

 映像や放送を取り巻く環境が大きく変化する中で、放送文化基金は、新たな『放送文化』の胎動を敏感に感じ取りながら活動を続けて参りたいと存じます。今後とも、皆様方のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。

(2017年2月1日)

●プロフィール
末松 安晴(すえまつ やすはる)
1932年岐阜県生まれ、東京工業大学大学院修了。
東京工業大学学長(1988~93年)、同栄誉教授(2011年以降)。
放送文化基金理事(2001年以降)。
IEEE J.M.E.メダル、日本国際賞などを受賞。
文化功労者。