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HOME放送文化基金賞受賞のことば 第42回【番組部門】テレビエンターテインメント番組部門

放送文化基金賞

受賞のことば 第42回【番組部門】テレビエンターテインメント番組部門

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★最優秀賞

人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり
(東海テレビ放送)

伏原 健之さん

 お金がない、人がいない、時間がない・・・そんな、わたしたち“地方の恵まれないテレビ局”に最優秀賞を頂きまして誠にありがとうございます。2年間にわたり、取材、撮影にご協力いただいた津端家の皆さんには「いつまで続ける気だろう」と不審がられ、社内からは「一体いつ放送するつもりだ」とプレッシャーをかけられる日々でしたが、なんとか良い作品が出来ました。高齢者を題材にした番組は、とかく暗くてツライ内容が多いもの。この番組はファンタジーのような物語にしたいと思いました。豊かさとは何か、本当に人生で大切なものって何か、ということを自分に問いかけながら作りました。
 日曜夕方の放送にもかかわらず、視聴率は2.9%・・・でしたが、放送後に視聴者から再放送の要望や、称賛のメッセージが多数寄せられました。本当に良い番組って何か、ということを考えさせられました。
東海テレビ放送 伏原健之

★優秀賞

100分de平和論
(テレコムスタッフ、NHK、NHKエデュケーショナル)

秋満 吉彦さん

 実は高橋源一郎さんは『寛容論』か、別の本を取り上げるかで迷われてなかなか決まらず、当初は違う本に傾いていました。しかし収録まで3週間を切った時、飛び込んできたのがパリ同時多発テロの衝撃的なニュース。事件で妻を亡くした遺族がFBに書き込んだメッセージを読んだのが先だったか後だったか、とにかく、あ、今やるべきは『寛容論』だと急いで高橋さんにメールしたのが2週間前。番組が見えた瞬間でした。しかし収録は僕の仕切りが悪く押しまくり・・・多大なご迷惑をかけましたが、光栄な賞をいただけたことで少しは罪滅ぼしになったでしょうか。先生方、伊集院さん、武内さん、すべてのスタッフの皆さん、有難うございました。
テレコムスタッフ 羽根井信英

●奨励賞

ブラタモリ
(NHK)

山名 啓雄さん、中村 貴志さん

 タモリさんと一緒に、日本全国を巡るようになってはや一年。この度、名誉ある賞を頂けました事を大変光栄に思います。実際に全国をロケしてみて感じるのは、日本全国の方々がタモリさんが来るのを心から待ち望んでいる・・・という事です。「待ってました!」と言わんばかりに案内してくれる先生方、そしてその地域で出会う人々が本当に嬉しそうに、自分たちが暮らす町の事をタモリさんに教えてくれます。タモリさん曰く、「日本ほど地形的に面白い国はない」。まだまだ知られていない日本の新たな魅力を見つけるべく、これからも全国を巡りながら、地域の方に喜んでもらえる番組を作っていきたいと思います。今回はありがとうございました。
NHK 中村貴志

●奨励賞

水木しげる93歳の探検記
~妖怪と暮らした出雲国~

(山陰放送)

北井 勇作さん、加藤 正寿さん

 この度は名誉ある賞をいただき、ありがとうございます。目に見えない不思議な世界を求め続けた93歳の水木さん。最後に探検したい場所が、水木さんの心のふるさと、出雲国でした。その水木さんの思いに応えたいという、地元テレビ局としての責任感と、願いを叶えてあげたい水木さんのご家族、親友の荒俣宏さん、制作関係者、みんなの思いが詰まった番組です。昨年七月に行ったこの番組取材が、水木さん最後の里帰りとなってしまいました。水木さん最後のメッセージを多くの方に感じとっていただきたいと思います。
山陰放送 北井勇作