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事務局からのお知らせ

末松安晴理事長と塩野宏前理事長が文化勲章を受章

末松安晴 理事長
塩野宏 前理事長

 この度、当基金の末松安晴理事長と塩野宏前理事長が文化勲章を受章しました。

 末松安晴理事長は、助成の技術開発の審査委員・審査委員長を務め、平成13年から理事、平成27年に理事長に就任しました。今回の受賞は、動的単一モードレーザを実現して、現在のインターネット社会を支える大容量長距離光ファイバー通信技術の確立に貢献したことが評価されたものです。光通信工学分野での受章は、今回が初めてです。

 塩野宏前理事長は、放送文化基金の第1回目の助成を受けて放送制度を研究し、その後、平成3年から監事、理事、理事長を歴任しました。行政法学の分野で新たな理論的基礎を築くなど、行政法学研究を今日の水準に高める主導的な役割を果たしたと評価されました。行政法学分野に限っての受章は、今回が初めてです。

 両理事長は、それぞれの専門分野での長年の業績が認められて、今回の受章となった訳ですが、放送文化基金との関係でも、主要事業である「助成事業」の審査や研究の面で大きく貢献したほか、さまざまな指導やアドバイスで放送文化の発展向上にも大きな役割を果たしてきました。

 新旧理事長が揃って文化勲章を受章したことは、放送文化基金にとりましてもこの上なく喜ばしいことです。

(2015年11月12日)