HBF 公益財団法人 放送文化基金

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2016年12月27日

寄稿

外務大臣賞受賞に際して

明治大学 情報コミュニケーション学部 政治学博士 准教授 川島 高峰


受賞した明治大学情報コミュニケーション学部
「水と衛生取材班」のメンバー 左端が川島准教授

「ベトナム・ハノイ地区におけるメディア・コンテンツの動向調査並びに日越学生による国際共同制作」(Tokyo-Hanoi Media Culture Collaboration代表 明治大学情報コミュニケーション学部准教授 川島高峰)が外務省「日本と国連の将来 動画メッセージコンクール」で外務大臣賞を受賞されました。川島氏より受賞コメントを寄稿して頂きました。

動画の詳細はこちら:http://compe.japandesign.ne.jp/kokuren60-message/result/index.html

 2013年よりベトナム国家大学ハノイ外国語大学で客員教員をつとめており、同大学日本言語文化学部との短期交換留学プログラムを2014年から実施してきました。毎年、6月から7月にベトナムからの留学生を受入れ、それを担当した学生が9月にハノイへ渡航します。私のゼミではドキュメンタリー制作を学生に課してきたので、これまで受入・派遣の模様をビデオカメラで記録してきました。ベトナムの学生にとって撮影機材は高額なもので、まだまだ身近なものではありません。しかし、スマートフォンの急激な普及で動画撮影そのものは普通のことになっており、今、ベトナムのメディア事情は激変期の最中にあります。

 これが、日越学生による映像の国際共同制作はできないだろうか?と考えるようになった背景です。映像の国際共同制作という新しい放送文化の形をつくることに貢献してみようと思ったのです。

 今回、応募したコンテスト、外務省「日本と国連の将来 動画メッセージコンクール」では、「国連の取組や国連を通じた日本の国際貢献について調べた上で、国際社会が直面する諸課題を解決していく上で、今後、国連と日本が果たすべき役割」について映像で表現することを競うコンテストでした。学生たちはハノイの国連本部(UNHOUSE)で英語によるブリーフィングを受け、国連の持続可能な開発目標(SDGs)についてよく学びました。そして、ベトナムにとって何が日本の貢献になるのかについて、日越交流から学生たちが導き出した答が「水と衛生~ベトナムの現状から、私たちの提案~」でした。

 私たち情報コミュニケーション学部は「<現在>を捉える」・「多様で学際的」・「創造と表現(Creation & Expression)」の3つを教育の柱としており、今回、放送文化基金助成の採択を頂いたことで、その教育実践の一端に大きく背中を押していただきました。これにより過分な評価をいただきましたこと、感謝に堪えません。どうもありがとうございました。

・人文社会・文化 助成
平成27年度 「ベトナム・ハノイ地区におけるメディア・コンテンツの動向調査並びに日越学生による国際共同制作」 Tokyo-Hanoi Media Culture Collaboration代表
明治大学情報コミュニケーション学部准教授 川島高峰