受賞のことば 第45回【個人・グループ部門】放送技術
- ●白黒映像自動カラー化システム開発グループ(NHK)
- ●AIを用いた動画要約システム開発グループ(NHK青森放送局)
- ●アオイエリカプロジェクト(日本テレビ放送網)
- ●木村浩也(TBSテレビ)
●白黒映像自動カラー化システム開発グループ
NHK
白黒映像の自動カラー化システムの開発
この度は名誉ある賞を頂き、誠にありがとうございます。また、「白黒映像自動カラー化システム」の開発にあたって、多大なご協力を頂きました番組制作現場の皆様に、心より御礼申し上げます。
近年、AIは急速に発達し続けているものの、その能力にはまだ限界があります。本システムは、AIに過剰な期待をせず、人間とAIそれぞれの長所を組み合わせることで、実用的なものとする事ができました。今後も、番組制作現場の皆様と協力し、実用性のある先端技術の開発に努めていきたいと思います。
NHK 遠藤 伶
●AIを用いた動画要約システム開発グループ
NHK青森放送局
AIを用いた動画要約システムの開発
この度は大変名誉ある賞をいただき、ありがとうございます。
番組視聴を促す手段としてSNS上でPRすることは有効であると考え、番組を要約した動画をSNS上にアップし、視聴の誘導に繋げようと思いました。しかし地域の放送局は人員が限られており、要約動画を作成する余裕はありません。そこでNHK青森放送局では、動画要約の自動化をAIの利用により実現させました。今後は地域放送局においてもAIを積極的に活用し、魅力あるサービスをより一層届けられるよう、努めてまいります。
NHK 宮原駿太
●アオイエリカプロジェクト
日本テレビ放送網
テレビ局におけるアンドロイドアナウンサー「アオイエリカ」の開発と活用
この度は名誉ある賞をいただきまして、誠にありがとうございます。
アンドロイドがテレビ局でアナウンサーに挑戦する、という試みは私個人にとっても、あるいは社全体にとっても、かなり冒険ともいえる取り組みでした。それを一丸となって推進できたこと、実に嬉しく思います。ロボットと人間が共存する可能性の一端でも感じて頂ければ幸いです。これもひとえに出会った皆様のお陰の一言に尽きます。アオイエリカに関わるすべての皆様に厚く御礼申し上げます。そしてアオイエリカ、おめでとう。
日本テレビ放送網 川上皓平