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8Kから∞へ ~超高精細映像のゆくえ~

放送文化基金シンポジウム:8Kから∞へ ~超高精細映像のゆくえ~

今回は、研究報告会に代わり、去る3月4日(金)に放送文化基金シンポジウム「8Kからへ ~超高精細映像のゆくえ~」をつぎの内容で開催いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました。

  • 日時 2016年3月4日(金)13:00開場、13:30開会
  • 場所 ホテルルポール麹町 3Fマーブル 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL 03-3265-5361 [アクセス]
  • 開催趣旨
    放送をはじめ、医療・美術・コンテンツなど様々な分野での8Kの展開の実態と可能性を探り、多角的な視野で超高精細映像の現在と将来を考える

プログラム

13:00~ 開場       3Fマーブル入り口で8K映像をご覧いただけます。
13:30~13:35 開会挨拶 放送文化基金 理事長 末松 安晴
13:35~13:55 シンポジウム開催に当たって<基調講演>
超高精細映像に関する委員会委員長 音 好宏 氏(上智大学教授)
13:55~14:15 報告① ミュージアム
「国立博物館のスーパーハイビジョン」
河野 一隆 氏(九州国立博物館 企画課 企画課長)
14:15~14:35 報告② 医療
「世界初、8K腹腔鏡システムの臨床応用」
森 俊幸 氏(杏林大学医学部教授)
14:35~14:55 報告③ ディスプレイ開発
「世界初、8K映像モニターの発売とその活用への期待」
吉田 育弘 氏(シャープ A1292プロジェクトチーム統轄責任者)
14:55~15:15 報告④ コンテンツ制作
「テレビを超える『映像体験』の実現に向けて」
小池 宏史 氏(電通 CDC プランナー)
15:15~15:30   ◆◆◆  休      憩  ◆◆◆
15:30~16:30 パネルディスカッション
『8Kからへ ~超高精細映像のゆくえ~』

パネリスト:
 榎並 和雅 氏(東京工業大学監事)
 原島 博 氏(東京大学名誉教授)
 元橋 圭哉 氏(次世代放送推進フォーラム事務局長)
コーディネーター:
 音 好宏
17:00~ 助成金贈呈式(関係者のみ)

●報告者のプロフィール

河野 一隆氏 (九州国立博物館 企画課 企画課長)
1966年生まれ。京都大学大学院修了。(財)京都府埋蔵文化財調査研究センターを経て、2005年に開館した九州国立博物館の設立に携わる。平常展示に当たる文化交流展室長を経て、現在、企画課長(兼務)。専門は考古学で日本の弥生~古墳時代を専門とするほか、先史時代の歴史理論的にも強い関心をいだいている。著書に『考古学と暦年代』、『弥生時代の考古学』、『古墳時代の考古学』(いずれも共著)など。

森 俊幸氏 (杏林大学医学部教授)
1955年生まれ、東北大学医学部卒。東京大学第一外科、埼玉医科大学総合医療センターなどを経て、1991年よりカリフォルニア大学サンフランシスコ校外科勤務。1995年より杏林大学外科に。医学博士、日本外科学会指導医、日本消化器外科学会指導医、日本内視鏡外科学会技術認定医、技術認定委員会委員長理事。主な研究領域は、内視鏡外科手術、上部消化管領域、胆膵領域における内視鏡外科手術。近著に『Reduced Port Laparoscopic Surgery』(2014 Springer)

吉田 育弘氏 (シャープ A1292プロジェクトチーム統轄責任者)
1986年シャープ(株)入社後、2002年北海道大学より博士(工学)取得。2011年映像情報メディア学会関西支部長、研究開発本部AVシステム開発センター所長就任。現在、A1292プロジェクトチーム統轄責任者を務める。
2013年より大阪大学大学院情報科学研究科招へい教授。

小池 宏史氏 (電通 CDC プランナー)
第三舞台、劇団☆新感線などでの演劇活動の後、電通入社。広告制作の他、映像、グラフィック、デジタル、イベント等で新領域コンテンツの企画・制作。ワンピース3億冊キャンペーン「OPJ47クルーズ」。進撃の巨人展「360°シアター哮」。NHKダイオウイカ「大王烏賊深海図」。カンヌ、D&AD、OneShow、アドフェスト、新聞広告賞、グッドデザイン賞、など受賞多数。

●パネリストのプロフィール

榎並 和雅氏 (東京工業大学監事)
1948年生まれ。東京工業大学卒業。NHK入局,放送技術研究所にて映像信号処理,番組制作技術の研究に従事。89年工学博士取得。94年同先端制作技術研究部長,2002年からNHK総合企画室〔デジタル放送推進〕担当局長を経て,04年NHK放送技術研究所所長。06年にNHKを定年退職後,情報通信研究機構に移り,研究所長,理事を歴任。14年から東京工業大学監事(常勤)現職。日本バーチャルリアリティ学会会長、超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム会長代理。

原島 博氏 (東京大学名誉教授)
1945年東京で生まれる。2009年3月に東京大学を定年で退職。現在,東京大学名誉教授,明治大学,立命館大学,女子美術大学などの客員教授。専門はコミュニケーション工学で,この立場から総務省電波監理審議会会長,超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム会長などを務めた。また,人間の顔にも興味を持ち,日本顔学会を発起人代表として設立,「顔学」の構築に尽力している。最近では,科学技術と文化芸術の融合にも関心がある。

元橋 圭哉氏 (次世代放送推進フォーラム事務局長)
1982年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。NHK入局。
山形、秋田放送局でニュース取材、番組制作に従事。1988年から子ども向け教育番組、マルチメディア教材制作、BS海外中継番組などを担当後、91年からTVジャパン、NHKワールドTVなど映像の海外発信とそのデジタル化に従事。98年から総合企画室(現・経営企画局)で放送のデジタル化、インターネット展開などを推進。東日本大震災の際にはテレビ放送のライブストリーミング提供に関与。2013年5月、一般社団法人次世代放送推進フォーラムの発足に伴い、現職に出向。

●コーディネーターのプロフィール

音 好宏氏 (上智大学教授・超高精細映像に関する委員会委員長)
1961年、札幌生まれ。上智大学大学院博士課程修了。1990年より、日本民間放送連盟研究所勤務。その後、上智大学文学部新聞学科講師、同助教授、コロンビア大学客員研究員などを経て、2007年より現職。衆議院総務調査室客員調査員、放送文化基金評議員、放送批評懇談会理事長なども務める。専門は、メディア論、情報社会論。著書に『放送メディアの現代的展開』(ニューメディア)などがある。

「8Kからへ〜超高精細映像のゆくえ〜」を刊行

「8Kからへ〜超高精細映像のゆくえ〜」を刊行いたしました。

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