HBF 公益財団法人 放送文化基金

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助成

研究報告会2020

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため中止させていただきます。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、今回の研究報告会を中止させていただくことにいたしました。
お申込み、ご予定いただいていた方々には大変申し訳ありませんが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

 ※同日17:00から予定していた助成金贈呈式も中止させていただきます。

プログラム

15:00~15:05 開会挨拶 放送文化基金 理事長 濱田 純一
15:05~15:35

報告① 技術開発部門(平成29年度助成)
『家庭におけるテレビ観視状況の調査研究』
  東京都市大・NES共同研究グループ 代表 (東京都市大学 教授) 八木 伸行 氏

テレビ方式の開発において、テレビの観視距離は重要な要素である。そこで、家庭におけるテレビの観視距離と、その周辺条件についての調査を行った。アンケート調査をベースにしつつも調査法を工夫することで、信頼性の高い多くのデータを実地調査よりもかなり安いコストと短い期間で収集することができた。収集したデータを分析した結果、相対観視距離は以前より1H(画面高)近く短い5H程度になっていることが分かった。テレビを設置している部屋の大きさが変わっていないにもかかわらず、家庭のテレビが大型化している影響が大きい。また、テレビを専念して視聴している場合やインタラクティブサービスを利用している場合は観視距離が短いことも明らかになった。

15:35~15:45 質 疑 応 答
15:45~15:55 ◆◆◆  休 憩  ◆◆◆
15:55~16:25
報告② 人文社会・文化部門(平成29年度助成)
『津波避難アナウンスメントのありかたに関する研究』
  毎日放送 アナウンス部 主事 福本 晋悟 氏

東日本大震災以後の津波避難キャスターコメントとアナウンスメント手法を基に「サンプル音源」を試作して、報道従事者と非報道従事者を対象とした調査を実施した。結果は、調査対象者や言葉遣いによって、受け止め方にばらつきがあることが分かった。例えば、「東日本大震災クラスの巨大な津波が来ます」というセンテンスは、非報道従事者ではポジティブな評価が多数を占めたが、放送局キャスターの中には「東日本大震災」というキーワードを使うことへのためらいを感じている人もいた。津波避難アナウンスメントの検討は、放送局内の議論に留めるべきではなく、アナウンスメントのありかたを考えるリスク・コミュニケーションをより多くの主体が参画して行なうことが重要である点を提言する。

16:25~16:35 質 疑 応 答
16:35~16:55 ◆◆◆ コーヒーブレイク ◆◆◆
17:00~ 助成金贈呈式(関係者のみ)