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事務局のスタッフの助成プログラムレポート、関連イベントへの参加レポートなどを掲載します。

2014年9月1日

放送ライブライリー 夏休み特別企画へ行ってきました。

レポート

 平成25年度に助成を行った「将来を担う青少年への放送文化啓発」(公益財団法人 放送番組センター)の3つの出前授業の中の「子供向け出前授業 アナウンサー体験教室」と「親子出前授業@テレ朝」が横浜にある放送ライブラリーで開催されました。

①アナウンサー体験教室2014(2014年7月24、25日開催)
 集まった子供たちは、各回15人。まず、テレビでお馴染のフジテレビとNHKのアナウンサーから、アナウンサーという仕事の裏側やニュースを分かりやすく伝える方法などについての説明がありました。そして、子供たちの様々な疑問にもわかりやすく回答して、緊張がほぐれたところで、発声練習や原稿読みの方法などプロの技の指導が行われました。入念な練習の後は、放送ライブラリーの「ニューススタジオ」で実際にアナウンサー役に挑戦!最後に、アナウンサーの方から、子供たち一人一人に良かった点、修正点などアドバイスがあり、2時間半にわたるイベントは終了しました。
 放送というメディアの中で、親しみの深いアナウンサーの仕事を体験することで、放送についての理解や関心を深めることができた貴重な一日になりました。

②親子出前授業@テレ朝(2014年7月29日開催)
 テレビ番組の製作は、どのようにして行われるのかを学んでもらおうという親子出前授業。今回は、放映開始から22年になる人気アニメ『クレヨンしんちゃん』が取り上げられました。会場には、37人の親子が参加し、監督のムトウユージさん、シンエイ動画プロデューサーの吉田有希さん、テレビ朝日プロデューサーの松久智治さんの3人が番組の魅力などについて解説しました。
 この中でムトウ監督は『クレヨンしんちゃん』の魅力について、「家のリビングの中だけを舞台にして、1本のアニメを作ることができる、生活に密着したアニメ」だと語り、吉田さんと松久さんは、アニメの製作には「お金、スケジュール、クオリティの管理の3つが必要で、いかにたくさんの人に見てもらえるかを考えること」が大切だと話しました。
 授業の中ではムトウ監督自ら“しんちゃんをうまく描くコツ”を実演したり、実際のアニメ映像を見ながらセリフを吹き込む“アフレコ”に挑戦したりなど、参加した親子は楽しみながら、普段親しんでいるアニメの裏側を学んでいました。

・平成25年度 人文社会・文化 助成
「将来を担う青少年への放送文化啓発~出前授業による放送体験~」
公益財団法人 放送番組センター