2014年11月13日
ABU総会へ行ってきました。
レポート
第51回ABU総会は、10月27日から2日間の日程でマカオで開催され、アジア太平洋地域を中心に合わせて65の国と地域から600人余りが参加しました。放送文化基金は、昭和49年に設立された当初から、ABUと関わりがあり、日本国内だけでなく、アジア太平洋地域の国々の放送文化の発展・向上にも助成等を通じて協力をしています。
今回は、総会に先立って10月24日に行われた「番組委員会」で、放送文化基金としての活動報告を行いました。放送文化基金は、ABUに対して過去10年間でも19件の事業に、合わせて3000万円余りの助成をしています。また、優れた番組に贈られる「ABU賞」の賞金の一部も提供しており、こうした点について活動報告を行いました。
一方、総会では、これからの放送の在り方を大きなテーマにして議論が行われ、参加している放送局の関係者などから「急速に普及しているインターネットの活用にどう取り組んでいくか」などについて熱のこもった意見交換が行われました。
また、総会では新しい執行部が選出され、会長には韓国KBSの曺大鉉(チョ・デヒョン)社長、副会長にはNHKの堂元光副会長などが選ばれました。