この国際シンポジウムは、日本・中国・韓国等の東アジアで、近年、活発になっているドラマを中心としたテレビ番組の交流に着目して、こうした番組交流によって、各国の人々の意識にどのような変化が起きているのか、その実態を探り、人と人を結びつけるテレビ文化の可能性を東アジアの市民レベルで考察することを目的としました。
放送文化基金では、このシンポジウムのため、東京・北京・ソウルの市民、各1000人を対象にインターネット・電話による意識調査を実施したほか、日本・中国・韓国のメディア研究者による視聴者へのグループ・インタビュー調査も行い、視聴者意識の変化を多角的に調査・分析しました。
当日は140名を越える参加者を得て、3カ国の視聴者意識の調査結果についての報告、この10年ほどの番組交流の実績と現状についての報告やさらなる対話へ向けての課題等について話し合うパネルディスカッション等を実施し、盛会のうちに終了しました。 |
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