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放送文化基金賞

創作ドラマ大賞への参加

「創作ドラマ大賞」  日本放送作家協会のサイトへ
 「創作ドラマ大賞」は、一般社団法人 日本放送作家協会とNHKが実施している事業で、テレビ・ラジオドラマの創作脚本を全国から懸賞公募して新人を発掘し、次代の放送を支える作家を育成する事業です。
 放送文化基金は、その事業を後援しており、テレビ・ラジオの大賞作品にそれぞれ賞金50万円を贈呈しています。(大賞に該当する作品がない場合には、その他の賞に賞金を贈呈しています)

2016年 第41回創作テレビドラマ大賞

タイトル受賞者
大賞 「デッドフレイ」 佐々木 由美
佳作 「ルナティック・ペイン」 安達 あづさ
佳作 「HEART NOW ON AIR」 沼田 友

10月に最終審査会によって3本が選ばれ、11月10日(木)に贈呈式が行われました。大賞作品はドラマ化され、NHK総合テレビで放送される予定です。

大賞「デッドフレイ」梗概

 無職の藤田直樹(21)は写真事務所に採用される。仕事はフォトショップで画像を加工すること。直樹はいつもスマホで人工知能のエリナと会話し、家にはアル中の父がいた。ある日、石井紗耶(32)という女が事務所にやってくる。紗耶は指示する場所に夫が旅行している写真を作ってほしいという。紗耶の夫、篤史は家を出ており、彼女は篤史が戻ってくると信じている。周囲を心配させないために篤史が一人旅をしている写真が必要なのだという。実は篤史は3年前、娘に暴行を加え証拠不十分で不起訴になった過去があった。今でも紗耶は篤史に疑念を抱いていると感じた直樹は、紗耶が篤史を殺したと思い込む。だが 篤史は生きていた。篤史は直樹が紗耶に頼まれて自分を殺しに来たと思い、殺しを依頼。直樹が篤史に手をかけようとした瞬間、紗耶が止めに入る。直樹は腐った関係を続けながら生きる紗耶達、自分の家族はまるでデッドフレイのようだと悟り、仕事を辞めて家を出る。

2016年 第44回創作ラジオドラマ大賞

タイトル受賞者
大賞 『佐恵子の話』 湯川 立子
佳作 『父が還る日』 谷口 雅美
佳作 『物置の中の集い』 大杉 誠志郎

◎放送日程が決まりました。
 2016年5月28日 午後10時~午後10時50分 FMシアター
 日本放送作家協会主催 第44回創作ラジオドラマ大賞作品
 佐恵子の話
 恋をする体は、もうない……でも忘れられない日々は、ある。
 http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2016019.html (NHKオンラインへ)

大賞「佐恵子の話」梗概

 その日、佐恵子に三つのことが起こった。
 吉兆じゃないかなぁ、と吉井は言った。吉井と佐恵子は、小さな工房で、障害や病気の人のために装具や整形靴を作っている。
 佐恵子は、一年前にガンで子宮と卵巣を失くしていたが、順調に快復。今、満開の桜を吉井と楽しんでいる。幸せな春。
 仲良く働く二人だが、互いに距離をおいていた。佐恵子は、恋に壊れた苦い過去があり、吉井は、自分には資格がないと思っていた。
 吉兆から半年余りの秋。佐恵子のガンは、再発した。手術不能の転移。病気は進行し、職人であり続けたいという願いは叶わない。
 冬。ある雪の日、佐恵子は工房で倒れ、立てなくなった。もう、二人に距離をおく必要はなかった。心を通わせ、寄り添い合う幸せ。
 佐恵子は再び入院した。吉井が贈った桜の一枝が、彼女を思い出の花見へ連れ出す。風に舞う桜とともに、佐恵子も空にのぼった。
 吉井に、メッセージを遺して。